削り節にそのプレイヤーの性格が表れる。もっともらしいことを根拠なく言い放つことに圧倒的な実績と定評のあるRyoです。
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空攻めにおける陸の削りとは。
- ゴーレムを使うハイブリッド。
- クイヒーで柔らかく削るアプローチ。
- ボウラーも混ぜて一気に破壊エリアを拡大させるゴロブリッド。
- ほぼヒーローオンリーの削りでコンパクトに削る重ラヴァ。
どんな攻めにしても、クラクラではサイドカットに始まる「削り」の行程は無視できない要素だと思っています。空攻めももちろん例外ではありません。
空攻めでは、「どこを陸で削ろうか。」と悩むプレイヤーが後を絶たないのではないでしょうか。私自身、いつも悩んでいます。
私なりに考えるラヴァバルアタックにおける陸の削りの目的は、ズバリ「ラヴァバルを楽にする」こと。
削った結果が空戦力で戦いやすい状況になっていれば陸の削りは成功。そうでなければ失敗です。
最近は空対策陣が進化してきた影響で、攻めと守りの駆け引きが複雑化している印象です。(2017.10現在)
陸パートでクイーンと援軍、対空砲を巻き込んでやっつけても空回しが難しい形になる配置【罠タイプ】だったり、クイーン、援軍、対空砲をバラバラに配置してまとめて処理しにくくしたり。
簡単な思考過程で全壊コースに載せられない配置が増えたのは空攻めプレイヤーにとってスキルアップの好機なので、これからも空を楽にする削りを探し続けたいと思うばかりです。
《陸の削り=空を楽にすることが目的》
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構想22時間のプランニングを振り返る【TH11】
クラン対戦で最近流行の対陸配置を空で仕留めたので、プランニングをなぞってみようと思います。
最近、ディガー、ボウラー、ネクロの活躍と、これをサポートするヒーラーの強化で陸がめちゃくちゃ強いですよね。そんな時こそ空攻めのチャンス!!
対戦配置
- どこから攻めても強弱のない正方形配置
- 防衛援軍はラヴァ
- クロスボウはすべて対地設定
- TH上方の空白地帯にテスラ4本
という要素が詰まっていて、いかにも陸のごり押しを食い止めようという意思が見えます。
ボツになった陸の削り案
ハイブリッドandゴロブリッド
クイーンと対空砲がかなり近いのでゴリゴリ9時エリアを削ってみてはどうでしょうか。
正直、ボウラーとゴレの組み合わせパターンの詳細は棚上げして、ハイブリッド系の攻めが一番シンプルなアプローチじゃないかと思っています。
その理由は、陸の戦力を増やせば陸の破壊ノルマ達成の確率は高まるためです。
しかしながら、この配置には次のリスクがあると思い採用するには至りませんでした。
- ゴーレム
- 壁に侵入すると対地クロスボウが2本以上起動する
- 壁に侵入すると防衛ラヴァが飛び出してくる〈=自軍クイーンが蓋をされる〉
- そもそも配置が密集型なのでゴレの耐久時間も確保しにくい
- ボウラー
- マルチインフェルノに焼かれやすい
- インフェ対策のおでん投入も可能だが徐々に空と陸のバランスが崩れる
上記要素に加えて、対地防衛を固めたエリア(THを基準に下半円。9時エリア含む)に向かって、クイーンと対空砲につられて強力な戦力で突っ込んでいくことそのものが、根本的にバランスを欠いています。
言い換えたら、9時エリアに強力な戦力を投入しても「空パートが楽になっていない」結果しか生まれないということになります。
ということで、戦力と引き換えに陸の安定感を得る編成は放棄することにしました。
《採用》ダブルヒーローとお供たち
もし、少数の戦力で対空砲とクイーンを処理し、そして援軍ラヴァを引きずり出さずに削れたなら。空攻めにとって極めて有効な削りになること間違いなしです。
元来思考力の乏しい私はこのアイディアにたどり着いてから22時間悩むことになります。空回しのイメージが先行したプランなので、空に10分、陸に21時間50分ぐらいの配分で頭を沸騰させていました。
壁越しの打ち合いを狙う
クイーンの防衛範囲をチェックします。
8時、9時の壁の外が僅かに守備範囲(感知範囲)になっていることが確認できます。
このうち、8時方向をよく見ると7時付近の大工の小屋で壁が途切れていてキングたちが侵入してしまう可能性が高いです。そうなると援軍ラヴァと戦う道になってしまうので回避します。
結果、9時方向から、壁越しに、敵味方のクイーンの打ち合いに持ち込むことを目標に絞って考えます。
タダでサイドカット
上記画像はアチャ塔の防衛範囲です。10時方向の設備はウィザードを使えば素早くタダでカットできそうです。
こちらは大砲の防衛範囲です。
8時方向はウィザードを使っても大砲に捕まりそうですが、ベビドラなどの飛行ユニットならば確実なカットが期待できます。
今回は、自軍クイーンが9時の壁に張り付くように(=8時方向に散歩しないように)することが極めて重要です。
そうすると、8時方向に歩き出す引き金になる=ネガティブなターゲット候補になる大砲前の大工の小屋までサイドカットを決めないといけません。
そうなると、コストは弾むものの耐久力と攻撃力に優れたベビドラを選択すべきと考えました。
さて。
文字に起こすと大したことじゃないように思いますが、いろんなリスクと自分のプレイスキルを考慮したプランニングはなかなか決まらない時もあるもの。
実践で通用したのか、画像とともに答え合わせをしてみましょう。
【無傷で設備カット】緻密な計算が苦手な仲間に贈る「目安」②ガーゴイル編。驚くべきランダム性(おまけのベビドラ) 【無傷で設備カット】緻密な計算が苦手な仲間に贈る「目安」①ウィザード、ボウラー編実践画像で確認
ウィズ ベビ カット
上下方向をカットしています。
アチャ塔のタゲをベビドラに預けていますが、この後、ベビドラは闇呪文工場に移動してアチャ塔の攻撃から解放されて大工の小屋まで走る予定です。
盾部隊:キング ジャイ 投入
アーミーキャンプを導線にして、キングを配置しました。
ジャイを追いかけて出したのは、この後で自軍クイーンが壁に張り付いて打ち合いを開始するまでの時間稼ぎ(盾)の役割です。
10時方向にウィズを追加して配置しています。サイドカットはもちろん、自軍クイーンのサポートで1〜2撃壁越しのダメージを与えるよう期待したものです。
ベビドラはアチャ塔の攻撃から解放されて予定通り自軍クイーンの道を潰していきます。
クイーン配置の場所とタイミング
クイーンを配置しました。
緑矢印はクインの歩き方と攻撃対象の広がりをイメージしたものです。
壁越しに張り付いて移動する流れになっていると思います。
場所
クイーンの配置場所を8時方向にずらしすぎると、そのままクイーンは8〜7時へと散歩を開始するリスクが高いです。
チェックマークを仮想のクイーン配置場所とすると、画像の通り、7時6時方向に向かって壁越しに攻撃できる設備が9時の対空砲よりもクイーンに近い場所に並んでしまいます。
このように、遠距離攻撃ユニットは、サイドカットだけではなく、配置するポジションによって誘導結果が変化します。思わぬ失敗を回避したいところです。
タイミング
再掲画像で時間が巻き戻りますが、サイドカットの途中でクイーンを展開すると、例えば、8時の小屋に反応して外周コースに突入してしまうリスクがあります。
今回はクイーンの誘導がプランニングの核心なので、サイドに流れるようなリスクを排除したタイミングでクイーンを配置することが重要だと考えています。
(もちろん、眺めれば眺めるほどゴーレムのいない盾ユニットが消耗してしまうので遅すぎて良いということはありません。)
正念場突入 キングには眠ってもらう
キングがアイアンフィストを発動し、バーバリアンを撒き散らして壁を殴り始めて盾になっています。
ここで補足すると、今回は壁の向こうに侵入しない(ラヴァを引っ張り出さない)ことも陸の目的の一つです。
つまり、この展開から壁を破壊する前にキングに眠ってもらうのがポイントです。
そのために、キングの命が尽きた後に盾になるよう、キングに遅れてジャイを出していました。
正念場のポイズン
ここから先は展開を見ながら現場の判断も入ってきますが、キングの残り体力と自軍クイーンの食い込み具合をしっかり眺めて、キングの体力減少速度を低下させるタイミングで敵クイーンにポイズンを落としました。
このポイズンが早すぎると、キングの体力が減り切らなくて元気なまま壁に穴を開けてしまうリスクがあるので要注意です。
ひっそりとウィザードたちもサポートに駆けつけています。
壁越しの攻防開始
キングは壁を破ることなく倒れ、お供ユニットも消え去り、自軍クイーンが念願の9時の壁にたどり着きました。
こうなったらこちらのもので、ロイヤルクロークがある攻撃側が有利です。
自軍クイーンは目標を達成した後で超高火力にさらされてほぼ即死しています。
結果として、ダブルヒーローとお供ユニットで敵の配置のおいしいところだけを抉ることに成功しました。
リプレイで確認
サイドカットの流れと盾ユニット、ポイズンの延命とキングの体力切れのタイミング。
うまく噛み合ってくれました。
自軍クイーンが壁を殴りすぎていたのが細かな誤算でしたが、狙い通りの結果にたどり着けてプランニング冥利に尽きます♪
空回しの注意点を箇条書きします。
- ラヴァの飛行ルートは12時から3時を経由して6時のルート。
- ラヴァが盾になれない9時の対空砲が欠けたルートは呪文とトームで進む。
- クローンで体力と火力増加
- レイジで確実に進行
- VSインフェルノタワー!「被弾上等」の発想を知らずにクローンは語れない!2017年7月15日
- 3時方向のインフェルノ処理はフリーズのタイミングを合わせてバルーンたちを保護。
- 全体のイメージは、バルーンが集まりすぎずに、左右の列をキープして下へ下へ進んで行く形。
まとめ
陸の削りも、配置の数以上に攻め方があるのだと思います。
今回の攻撃も、これがたった一つの正解なのではなくて、こういうアプローチもあるという位置付けで参考にしていただけたら幸いです。
過去の自分からも、今の仲間からも貪欲に技を盗んで磨きあいたいですね♪
陸のための陸ではなく、空のための陸に悩むプレイヤーに光あれ!
【クラクラ空攻め研究室】案内所
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