空攻めが強すぎるがゆえに生まれた対空砲偏り配置。その功罪とは!
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対空砲偏り配置
このシリーズで書き続けているように、ラヴァバルアタックは対空砲と防衛設備の距離(バランス)を利用した攻撃方法です。
これに対して、ラヴァの停留所である対空砲を配置の片方に意図的に寄せることでラヴァバルの機能するエリアを限定的にしてしまおうという防衛戦略が登場します。それが対空砲の偏り配置です。
TH10以上になると防衛設備の数がかなり多くなるので、一口に偏り配置と言ってもその内容は様々です。
配置一つ一つに応じた攻略筋を見つけていくのが最善と考える当ブログ。
今回は実際の攻撃を振り返りながら対空砲偏り配置の功罪を考えてみたいと思います。
【クラクラ空攻め研究室】今更聞けない?今こそ知りたいラヴァハウンド 基礎の基礎今回の配置
これが今回攻略した配置です。
- 設備レベルはTH10中盤
- 対空砲をイーグル砲と離して一直線に並べている
- 対空設備は極端に固めていない
- クイーンと防衛援軍は遠め
私は初めてみたタイプの配置ですが、ちょうど良い素材になるので考えてみましょう!
防衛戦略〜対空砲を寄せるメリット
高火力
対空砲を配置の一方方向(エリア)に寄せることで、必然的に対空砲同士の距離が近くなります。
これは、対空砲同士の防衛範囲が重なりやすくなることを意味し、防衛側からすると対空砲の同時起動が期待できます。
この高火力によって、体力満点のラヴァハウンドを素早く破裂させる効果が期待できます。
ラヴァバルはラヴァの耐久時間とバルーンの移動時間を連動させることで強力な破壊力を発揮します。
しかし、対空砲の同時起動によってラヴァの耐久時間を一気に減らしてしまえるので、攻め手の攻撃タイミングを混乱させることができますね。
ラヴァバルの範囲限定
冒頭でも触れましたが、ラヴァバルの機能する範囲を限定することができるのも対空砲偏り配置のメリットです。
対空砲から遠すぎる場所にある対空設備に対しては、ラヴァが盾になってくれません(≒ラヴァが無視しして対空砲に走るため)。
このようなエリアの攻略に際しては、アシストドラゴンや温存裏ラヴァを使うなど、工夫が必要になってきます。
一筋縄ではいかないのが対空砲偏り配置ですね。
【クラクラ空攻め研究室−TH9】「アシストドラゴン」3つの役割で空対策陣を攻略!低レベルヒーロー全壊動画で分析する”ドラヴァバル”の奥深さ!防衛戦略〜対空砲を寄せるデメリット
対空砲が近い=弱点!?
対空砲が近いことは高火力を生み出す効果があることは先ほど分析しました。
しかし、バルーンの目線で考えを巡らせると、対空砲が近いということは、対空砲から対空砲までの移動が楽とも言えます。
そう、一度対空砲上空にバルーンが進行してしまえば、そこから先は一気に勝負を仕掛けるチャンスが生まれているのです。
これは防衛側から考えれば「近づかれたら負け」という弱点を抱えていることに他ならず、いかにバルーンを近づかせないかを考える必要が出てきます。
攻撃の目線〜ハイブリッド
対空砲偏り配置はいろんな空攻めで攻略可能ですが、今回はハイブリッドを考えてみます。
対空砲偏り配置のバリエーションの豊富さを考えると一般論を書くことは誤解を招いてしまうリスクがありますが、あえて書いてみます。
対空砲偏り配置に対するハイブリッドの削り場所は、対空砲に囚われず(極端に言うと対空砲を削り対象から外して)考えて、対空設備の多いところを狙うようにしています。
場合によっては、空パートに対空砲を4本残しても戦えると思っています。
というのも、対空砲を寄せるほどの対空防衛意識の高いプレイヤーの場合、『対空砲を大砲で囲んで、対空砲と遠い場所にアチャ塔やクロスボウ、ウィズ塔を密集させる』ような組み合わせを採用することがあります。
この場合、『陸パートで対空砲を破壊しても他の対空能力を一切削れていない』なんてことになりかねません。しかも残ったエリアはラヴァバルが機能しにくいのです。
したがって、対空砲偏り配置は、対空設備の数で削りを決めていくのが考えやすいと整理しています。
具体例〜分析目線
赤丸がウジャウジャで気持ち悪いですが、対空設備の分布を示しています。
まずまずバランスよく配置されていますが、比較的対空砲を中心に対空設備が並んでいることがわかります。
したがって、この配置をハイブリッドで攻めるなら、陸パートは3〜6時の面のどこかで検討していくのが空を楽にする筋になっていきそうです。
プランあれこれ
ゴレ2体を使って対空砲を一気に狙ってみてはどうでしょうか。
これは対空砲を破壊できそうな反面、6〜9時方向にラヴァバルの苦手なエリアが残ったままになるリスクがあります。
個人的には、それは避けたいところです。
そこで、上記画像のように削りのエリアを6時方向に少しずらしてみてはどうでしょうか。
先ほどのプランに比較して、対空砲は多く壊し切れそうもありませんが、対空設備の破壊数は大差なく、しかも、ラヴァバルの苦手エリアを多く潰すことができそうです。
好みの領域になりますが、私はこちらの削りの方が空のイメージが湧きやすいです。
実践ダイジェスト
ゴレ2体とヒーロー3人、ボウラーで勝負を仕掛けています。
クイーンが壁の穴に入りかけていますが、ボウラーのバウンドダメージで正面の設備が次々と消滅しているので、行き先をなくして6時方向に出てきます。
クイーンの射程とボウラーレイジの組み合わせは、タイミング次第でヒーローの行き先をコントロールできるので是非とも身につけたい小技ですね。
陸の削りに目処がつきました。
対空砲の手前をごっそり削っていること、6〜8時をクイーンで抉りきっていること、これが成功の判断材料ですね。
これで、対空砲に取り付いたバルーンが一気に隣の対空砲に走っていくルートが完成しています。
ズバリ、この時点で勝負あり。
動画
本ページは空回しそのものではなく「対空砲偏り配置」にテーマを絞りたいので、ここで参考動画をご確認ください♩
対空砲がテンポ良く破壊されていることが確認できると思います。
なお、密集した対空砲3本に対してラヴァ2体で耐久時間が足りているのも面白いですね。呪文の寄せが効いている証だと思います。(もう1体のラヴァは裏ユニットとして温存)
空回しのテクニックについては後日追って解説するかも?項目だけ挙げるならば
- 援軍ドラゴン氷漬け&ポイズン
- ヘイストとレイジのタイミングでバルーンを散らす
- 温存裏ラヴァで後半戦の対空ターゲット独占
になります。
まとめ
対空砲偏り配置のメリットは、「高火力&ラヴァバル苦手エリア」があること!
デメリットは、対空砲にバルーンが取り付いたら一気に破壊されやすいこと!
ハイブリッドの場合の攻略目線は、対空設備(対空砲に限らない)の多いところを積極的に狙ってみると道が見える!
注意
最後に繰り返すと、対空砲偏り配置のバリエーションは実に豊富です。攻略法は無数にあるので、ラヴァバルの強さと弱さ、配置の強みと弱みを分析し続けていきたいですね♩たった一つの正解なんて存在しない!
対空砲を寄せられた瞬間にラヴァバルを引っ込めてしまっていたプレイヤーが、今日も元気にラヴァバルアタックを仕掛けるきっかけになれたなら幸いです♩
やはり、空攻めは自由度が高い!ラヴァバルアタッカーに幸あれ♩
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