対空偏り配置攻略は奥が深いですね。
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先日の記事に続き、対空砲が偏って配置されている村を、それでも空攻めの攻略を狙う。そんな時に考えたことをまとめたページになります。
対空偏り配置との遭遇率は、TH11よりTH10の方が高いんじゃないかと思うこの頃です。
対空偏り配置にたいする本筋の攻略筋である陸攻めを捨てて戦地に飛び出していく。
そんな無謀で、小さな悩みの物語にお付き合い頂けたら幸いです。
なお、今回の記事も、ボツプランをボツと判断した課程を載せています。テンポの良い記事が好きな方には読み味の悪い記事になっております。
結構な長編です。
悩みの部分をなるべく削ぎ落とさないで掲載。
プランニング
まずは、配置の確認とプランニングの大筋を追いかけてみましょう。
攻略配置 TH10中盤
- 村全体で、設備レベルはTH10の中盤。
- (赤丸)対空砲が配置の片方に、T時型に配置されている。
- (青丸)ウィズ塔は村の中央に、直線的に配置されている。
- (黄丸)ITは対空砲からやや離されて配置されている。
- クロスボウは対地2、対空1
- 初見攻撃のため、テスラ・援軍・トラップは不明。
パッと見ると、空攻めが仕掛けにくそうな配置です。
では、空攻めの筋を探していきましょう。
余談ですが、アタックしたアカウントは陸ユニットの強化が終わっていないことと、ヒーローレベルが中堅クラス(30/30)だったこと、そんなこともあり、陸攻めの発想を素早く引っ込めてしまった背景がありました。
ハイブリッド系の可能性
まずはゴレを使った削りの可能性を考えてみたいと思います。
今回の場合、2つの問題が浮かんできました。
(一般論ではなく、私が、今の戦力とスキルで、この配置を攻めた場合、という条件下の発想です)
その1 浅い削りの場合~ユニットバランス
仮に、ゴレ1を軸に40〜70枠程度の陸ユニットを編成したとしてみましょう。
今回、防衛クイーンは村の中央に陣取っているので、果たして、ゴレ1の体力で配置中央まで突撃できるか不安が残ります。
しかも、配置の性格は全体的に密集型です。
陸パートでクイーンを狙うプランは現実離れしている気がします。
少な目の陸部隊でクイーンを狙うのは危険な気配です。
では、防衛クイーンは陸で狙わず、空パートで処理するか。(空中処理)
ここで注意すべきは、陸ユニットにゴレを投入している以上、その分、空ユニットのスペースが減っていることです。
空中処理を考えた時、空ユニットのスペースが減っていることがネックになります。
クイーンに対して複数のラヴァをぶつけるのが空中処理のポイントなので、ユニットのやりくりが厳しくなっていきそうです。
さらに、ラヴァバルの苦手なエリア(対空砲が全く無いエリア)を狙ってみるとしたら、対地クロスボウの猛攻を受けなくてはなりません。
このように、ゴレ1を軸に考えた場合、編成の特性と噛み合う切り口を見つけるのが大変そうです。
不可能とは言いたくないですが、決して楽ではない。
その2 深く削る~ヒーローレベルへの信頼
次に、陸ユニットを100コスト近く投入したと仮定して考えてみたいと思います。
そうすると、村のど真ん中にクイーンが陣取る配置でも、陸パートでクイーンを狙うことができると思います。
唐突ですが、クラクラの場合、ユニットの活躍の有無や程度は、そのユニットの生存時間に比例します。
単純な話で、生存している時間の限りユニットは攻撃し続けているからですね。(これの例外は壁につかまっている時間くらいでしょうか。)
さて、そんな当たり前なことを確認してプランニングに話を戻しましょう。
陸ユニットが多いということは、必然的に自軍ヒーローが生存する時間が長くなります。
言い方を変えると、ヒーローレベル(性能)の違いがそっくりそのまま結果に反映されやすくなります。
現在時点ではヒーローレベルへの信頼感がそこまで高くないので、陸ユニットを増やしてゴリゴリ戦うプランは一旦ボツにします。
考え続ければハイブリッドの可能性を見つけることは出来ると思いますが、今回はハイブリッド系のアプローチを封印する形にして次の試行錯誤を始めましょう!
この配置の個性
ボヘ〜っと配置を眺めていたら、次の画像のイメージが湧いてきました。
- 画像9時から12時にかけて、防衛設備が密集したエリア(ライン)があります。
- 対空砲を含む防衛設備の密集エリアがあります。
- この二つの密集エリアをつなぐ導線が何本か確認できます。
着想のきっかけは、バルーンの目線になったことです。
バルーンになりきったつもりで防衛設備の並び方を観察してみます。
すると、密集エリアが二つあって、飛行ルートさえ調整できたら一つのエリアからもう一つのエリアへ綺麗に飛び移れるのではないかと思ってきました。
この閃きは思いの外都合の良い内容で、次のプランニング概要図が完成しました。
プランニング概要図
- (陸の削り)対空砲1本だけを狙う。
- (白矢印)ラヴァは次々に対空砲に向けて飛ばす。
- (黄矢印)ラヴァの合流後はインフェルノを導線に利用する
対空砲破壊のタイミングを間違えなければラヴァのコントロールは実現できそうです。
勘の良い方には、このプランではバルーンが守りきれないポイントがあるとバレていることと思います。
そこは、次のイメージ図のように割り切りました。
- 赤矢印はラヴァバルの大まかな進行イメージ
- 白いラインは密集エリアの分け目を示したもの
- 黄色の線は最初の密集エリアに向かって横打ちしてくる邪魔者設備
このように、多少の被弾(横打ち)を覚悟しました。
横打ちを完封するにはフリーズを連打するしかないのですが、それはあまりにコストをかけすぎているので、レイジで逃げ切る作戦を採用します。
必須のテクニック
なお、このアプローチは防衛クイーンと防衛援軍をラヴァバルで受け止める前提なので、かなり忙しい攻めになります。(空中処理)
空中処理はラヴァバルの世界を何倍にも面白くしてくれる小技の一つなので、知らない方は是非チャレンジしてみて欲しいです。
【クラクラ空攻め研究室~TH9】限界チャレンジ!?『隔離クイーン』を『空中処理!?』【意地でも空攻め】中間まとめ
まとめると、いくつか浮かんだプランには、それぞれ、利点と難所が存在していました。
(−)削りがいのあるエリアがない。=配置にマッチしない。
(+)ごっそり削っていくポテンシャルがある。
(−)ヒーローレベルを信頼できない。攻めのポテンシャルを活かしきれないかも。
(+)ヒーローレベルは30/30で十分。
(−)空パートに要求されるテクニックが多い。
クラクラの全壊プランニングは何通りもあって、このように、一人の人間が考えても何通りかの筋を見つけることがあります。
浮かんだプランニングを並べて考えた時、皆さんは最終的にはどんな考えでプランを切り捨てて(選び取って)いくのでしょうか。
私の場合は、難点・弱点を比較して、一番受け入れられると思ったものを選ぶようにしています。
長所じゃなくて短所で選ぶイメージですね。
今回のリストの中では、空の忙しさ(難所)をテクニックでねじ伏せに行くのが一番勝率があると思った次第です。
では、実践を追いながら注意点を確認していきます。
実践ダイジェスト
開幕のバラマキババ
ラヴァバルメインの攻めなので、角テスラの時間切リスクを消しておきます。
6時にテスラ発見!
9時にもテスラ発見!しかも、バルーン処理対策の黒風船まで!
放置するわけにもいかないのでもう1体追加してテスラを消しました。
地味な作業ですが、99%の敗北を回避するために、初見攻めだからこそ丁寧な開幕を心がけたいところですね。
- 初見殺しの角テスラを失敗の言い訳にしない!
ヒーローウォーク
- (白矢印)キングウォークの進路
- (ピンク)ウィズのカット
- (黄矢印)クイーンの進路
ヒーローズの狙いはズバリ最外の対空砲を破壊することです。今回は自軍クイーンがアタッカーになります。
進めてみましょう。
先ほど、キングの後ろにクイーンを配置していました。
そこで、キングのアイアンフィストを早めに発動させると、レイジ状態のキング(達)が一気に加速して設備を破壊して進んでいきます。
そうすると、後ろにいるクイーンは置き去りにされて、最終目標の対空砲が3タゲの中に含まれていきます。
ヒーローズの挙動をコントロールする場合、能力発動のタイミングでかなり豊富な行動パターンを実現できるので、身につけたいですね。
- 能力発動のタイミングでヒーローの動きをコントロール!
コマ送り風に
空パート開幕 先打ちレイジ〜テスラ出現
ここからはコマ送り風にコメントを加えていきます。
- 残り時間1:41
- レイジを先打ち
- 被弾覚悟のエリアを駆け抜ける準備
なぜレイジを先打ちしたかというと、この後、ユニット配置と呪文投下の操作がかなり大変になるので、自分の指に楽させたいという背景がありました。
- 残り時間1:38
- テスラが出現
- バルーンは遠回り
- ラヴァ2体展開
テスラが出現しました。
パッと目視したところ、テスラから近いのは本来のターゲットのウィズ塔だったので多少の時間ロスを飲み込んでそのまま攻撃を続けます。
3体目のラヴァ追加 防衛援軍出現せず
3体目のラヴァを1本目の対空砲に追加しました。
この時点で、防衛援軍は対空性能がないことが確認できました。おそらく、ラヴァバルーンじゃないかと思われます。
なお、このポジションでは防衛クイーンは反応していません。
裏ラヴァ〜ユニット配置のテンポ
- 防衛クイーンを空中処理する前
- 8時方向から4体目のラヴァ展開
- 4時から8時のバルーンも展開
バルーンのルートを予測しながら配置が完了しました。
ちなみに、ユニット配置が概ね完了したタイミングで、ようやく開幕バルーンが先打ちレイジに突入していることも確認できます。
つまり、開幕バルーンがを配置してから、戦いが始まるまでの間にほぼすべてのユニットを配置したことになります。
オール空、そして包み込み型の攻めの場合、ユニット配置のテンポの良さが必要になるシーンが多いです。
普段の練習で、速くそして正確にユニットを出し切る練習をしておくと効果的だと思います。
中央エリアの戦いとユニット連動
- クイーンがパピィに反応する
- 被弾しているバルーンはレイジの恩恵で進行継続
- ポイズンを使用してクイーンの動きをスロウに
ここから呪文投下が忙しくなります。
全体像を把握していただきたいので、画像が細くなってしまいます。
- 緑枠は集合地点を図示したもの
- 各ユニットがテンポよく集合地点へ向かっている
先ほどユニット配置のテンポを意識することが重要と書きましたが、その理由はこのシーンに詰まっています。
各ユニットが、特に、8時エリアのバルーンが、加速系呪文なしで集合地点に遅れずに到達するには、配置のタイミングを早める以外に手段はありません。
つまり、テンポの速いユニット配置は、それだけで、ヘイスト投下に匹敵する時間節約効果を発揮することがあります。
もちろん、いついかなる時でもユニットをばら撒けばいいというものでもないですが、速さが生きる攻めもあるということですね。
- 配置が速いと、バルーンの移動時間を節約できる
- 配置の速さは武器になる
呪文投下〜防衛援軍の誤算
- ウィズ塔対策にヒーリングを投下しました。
- 予定より、ラヴァが割れていません。
実は、防衛援軍はドラゴンと予想していたのですが、この予想は外れていました。
その結果、plus minus両方の誤算が発生しています。
良い面は、もちろん、空ユニットに攻撃してくる存在が少ないこと。脅威が減るのは良いことです。
悪い面は、ラヴァが割れにくくなったため、パピィの絶対数が少なくなってしまうこと。
横打ちされることを覚悟した攻め筋なので、ラヴァが割れないのは困りものです。
しかし、トータルで考えると、ユニットたちは目的の集合地点に到達しているので、戦況はそこまで悪くありません。
軌道修正して決着
この配置の特徴である「導線」を辿って、ラヴァバルが対岸の防衛エリアに向かっています。
本来はこの時点でクイーンを処理しておきたかったのですが、無理でした。
しかし、ラヴァは4体中2体生存しているので、勝機はあります。
都合良く、ラヴァを手早く割ってくれるシングルインフェルノも残っているので、形が作れそうです。
これがようやく実現したクイーンの空中処理のシーンです。
- (白矢印)パピィがクイーンを攻撃しています。
- (赤矢印)クイーンがラヴァを攻撃しています。
このように、『パピィ→クイーン→ラヴァ』の関係で攻撃方向が固定することで、クイーンを処理することができます。
これにて、作戦完了です。
- ラヴァ複数をクイーンにぶつける
- 「空中処理の形」に持ち込もう!
対戦リプレイ
コマ送り風に眺めるとダラダラした攻めのように見えますが、実際はバタバタ動かしているのが確認できると思います。
まとめ
比較的大きなテーマについて、改めてまとめておきます。
長所に注目するか、短所に注目するか、自分なりの基準を持っておく。
空中処理は攻め幅を広げる。
覚悟はしていましたが、かなり長編になりました。
どっしり悩んだ経過も載せたので、こういうスタイルもたまにはアリかな。と、自分で一人納得しております。
今回も、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
世界中、どこもかしこも空中処理の全壊ラッシュの時代が来るのは間違いない。
そう妄想しながら次のネタを整理しようと思います。
【クラクラ空攻め研究室】案内所
攻略記事ありがとうございます‼️動画だけでなく意図が書いてあるので応用効いて大変参考になりますm(__)mあては応用出来るスキルを身に付けるだけです(>_<)
>タイガーシャークさん
いつもコメントありがとうございます!
クラクラの攻めに答えや正解はなくて、それがまた面白さだと思っています。
この記事のアプローチが最善だとは全く思っていなくて、だからこそ、なにかの参考になれば嬉しく思います!