今更ですが、今年ももう1月が経過してしまったのですね。まったりモードのRyoです。
Contents
シリーズを振り返りつつ
当シリーズの現状
クラクラ空攻め研究室なんて題して続いている考察記事。
今まで、バルーン回しの王道作戦として、回転式と包み込みをご紹介しております。
さらに、細かいバルーン回しのテクニックとして、ルート変更とその応用のハの字アタックを考えてきました。
そして、これらに続くボツ記事と書きかけの記事の数々。
組み合わせの問題
さて、空攻めを深く知っている方には「何を今更」な記事も、空攻めなんて良く分からんよの方には「へぇー」という話を提供しているものと思います。そうなると、次には、幾つかのネタを有効に組み合わせる発想が必要になってきます。
そこで今回は、空攻めのプランニングを広い目で考えてみようと思います。
この話題は、具体的な配置を抜きに語ると読んでて(書いてて)眠くなってしまうので、さっき初見全壊を奪ったアタックを例に考えてみようと思います。
少しだけお断りを(読み飛ばしOK)
当ブログ(私)の考え方を念のため記載しておきます。
まず、クラクラには単一の「最強戦術」は存在しないという前提に立っています。
クラクラは防衛配置が全ての主導権を握ります。野球になぞらえれば防衛側はピッチャーです。投げるボール(対戦防衛配置)に選択権があるわけですね。
もちろん、一度決めたボール(防衛配置)は変えることができないので、バッター(攻撃側)はじっくりと投げられたボールを眺めて打ち方(攻撃編成)を選択することができるわけです。
攻防両者に選択権があるものの、攻撃側の選択権は、防衛側の選択結果に必ず影響される以上、クラクラは防衛に主導権が存在するゲームと考えています。
こんな考えを持っているために、防衛配置の性格を無視した編成そもものの強さを考えてもあまり意味がないと思ってしまいます。例えば、「最強戦術は○○」と言ってみても、その編成と相性の悪い配置は存在するはずですね。
そんな訳で、配置の数だけ最強戦術(編成)が存在するし、全壊を奪う方法もいっぱいある!という、クラクラを楽しくする要因を回り道しながら書いてみたかった次第です。
空攻めのプランニング−全体像その①
対象配置&初見攻め
今回はこんな配置です。
よく見るグルグル配置ですが、よく見るからと言って簡単ということはありません。気を抜かず考えましょう!
私は、いきなりピンとひらめいてこない限りは順不同でボヘーっと眺めているので、そのままに思考過程を追いかけてみましょう。
なお、今回のプランニングは初見攻めです!
対空砲の折り方を個別に考えてみる
まずは11時の対空砲です。
- 壁の外側からクイーンで撃ち抜けますね💡
- 12時のブロックに侵入してもクイーン(又はウィズボウラー)で破壊可能です!
- 気になるポイントは10時寄りに大砲が連結されているので、なかなかの高火力に晒されるリスクが潜んでいそうです。
総じて、この対空砲を陸で破壊すること自体は容易と言えそうです。
次は2時の対空砲です。
- これも壁の外からクイーンで打ち抜く事ができます。
- しかし、ストレージ系の設備が壁の外に固めてあるので、簡単に対空砲にアプローチすることは望めません。
- 敵クイーンが奥に控えているので、この対空砲を余力を残して破壊できたらクイーン粉砕のボーナスがゲットできるかもしれません。
ついつい欲張って壊しに行きたくなる対空砲(エリア)ですね。
今度は5時方向の対空砲です。
- 外からクイーンで打ち抜けるのはここも同じです。
- 前者二つの対空砲と比べて、周りを固める防衛設備(しかも高火力)が多いです。
- シングルITと微妙に重なっています。(≒陸が大成功して食い込んで侵攻できても返り討ちに合いそう)
なんとなく、折るのも大変。折ったメリットも少ないような一本ですね。
最後は9時の対空砲です。
- クイーンで外から打ち抜けます。(結局、全部の対空砲が外から破壊可能ですね)
- 援軍が釣り出せそうです。
- 10時方向は防衛設備が連結されているのでかなりの高火力エリアになりそうです。
援軍という餌につられてちょっかいを出したくなる一本です。
個別に考えたまとめ(対空砲)
- 援軍の種類が判明していない以上、9時の対空砲を破壊するついでに援軍を処理したい。
- 空の天敵クイーンをまとめて処理できる2時の対空砲を破壊したい。
大筋、この二つがセオリーに則ったアプローチのようです。
クイーンに突撃できないかな?
防衛クイーンの手前には壁を挟んで3層の設備が敷き詰められています。
しかも、防衛設備の中でも体力の高いウィズ塔が2連で配備されています。ウィズ塔の抑止力によって、壁を破壊するWBの運用難易度が跳ね上がっています。
端的に言って、ダブルヒーローとWBのみでは敵クイーンを差しきれないかもしれません。操作ミスや、テスラの連続出現、対地スケルトントラップなどの影響で失敗する可能性を感じます。
それでも。もしも、敵クイーンと対空砲を自軍のダブルヒーローと10枠程度のユニットで破壊できたと仮定すれば、ラヴァを5〜6体使って防衛援軍を空で処理する作戦も使えそうです。
しかし、陸が難しそうなのでこの考えは一旦却下です。
防衛援軍は陸?空?つり出しの小技
改めて9時の画像です。テスラの配置が不明なので言い切れませんが、釣り出せる可能性は高そうです。
ここで、空攻めのための援軍つり出しについてコメントします。
クラクラユニットには対空能力を持たない仲間がいます。それらのユニットは空攻めで戦う必要がないので、釣り出さなくて良いことになります。
これを前提に、空攻めのための援軍つり出しは「空ユニット(バルーンまたはガーゴイル)」で行うのがベストです。
これらの空ユニットが防衛援軍の反応距離に侵入しても援軍が出てこなければ、空パートを邪魔するユニットがいないことが確定します。
今回の中間確認(対空砲中心の発想)
援軍の種類が不明な以上、9時アタックは捨てがたいです。
しかし、クイーンを無視するプランに踏み切ることも出来ません。
この時点では全くもって全壊プランは浮かんでいません。
空攻めのプランニング−全体像その②
ラヴァバルの進路はどうだろう
全体図に配色しました。
- 赤:外周の防衛設備を示しています。ドーナッツ状になっています。
- 青:中心エリアの防衛設備を示しています。ほんのり飛び出している2時と4時の部分で外周エリアとの導線が確認できます。
この図から、次のような印象を受けました。
- 回転式は採用できない。
- 典型的な包み込みを行おうにも、空の戦力不十分な状態で敵クイーン又は敵援軍とぶつかる危険がある。
- 同じく、包み込みのための空のカットを入れるのが難しそう(かなり深めにカットしないと厳しそう)
という訳でこの段階でも全くいい筋が浮かびません。
クローンによる戦力増強は?
では、中心エリアに誘導するバルーンを最小限にして、クローンで戦力(火力と体力)を増強してはどうでしょうか。
- 確かに、中央部の高HP設備は増殖したバルーンで破壊できそうです。➕
- しかし、今回は外周設備がワイド気味に配置されているので、バルーンの加速にヘイストを使いたい衝動が生まれます。➖
- 陸で対空砲を1本と、クイーン又は援軍のどちらかを破壊したのみでは、空パートに「ポイズンレイジ」を温存したく思います。➖
陸で一本の対空砲を折った後と仮定して考えると、クローンを運用するほどの呪文編成が組みにくそうです。
ピンとこない限り、どんどん発想を変えていきましょう!まだまだ全壊は見えてきません。楽しくなってきました!
対空砲を2本消したら?
空の懸念材料になっていた敵クイーンと援軍(正体不明)。
いっそのこと、両方を先に処理してはどうでしょうか。
上記画像の白枠部分を削っていくイメージです。
この時、初めてピンと来ました。配色を増やした画像をご覧ください。
陸のアタックが成功したと仮定して、防衛設備の残り方が「T」をひっくり返した形になっています。
これは…💡ラヴァバルの回し方が相当簡単な形になりましたね。
しかも、バルーンの一団をまとめて全員中央に誘導できるので火力不足に悩むこともありません。
初めて、全壊に届き得る筋を発見しました💡
なお、いつかの記事でネクロ姐さんが語っていた負けちゃいけないポイントは、「陸のダブルカット」を成功させることですね。
【ネクロ姐さんとクラクラ攻略】プランニングの生命線、見えてましたか?(戒めを込めて)【工房日誌】理詰めとヒラメキ
私のプランニングの組み上げ方は、弱点っぽいところを破壊することを中心に考えています。
その上で、主力部隊がスイスイ戦えるかを検討し、無理なら次の作戦を立てていく…。
典型的かつ、戦い慣れた戦術を敵配置に当てはめて「全壊の筋」を探し続ける。
その作業の果てに経験のないアイディアが浮かんだならそれは自分が引き出しを増やすチャンス。
そんな理詰めとヒラメキの積み重ねが私なりのプランニングです💡
実践動画
最後に
今回の記事は、細かい詰めの作業に入る前、ボツ案をボツと見抜く課程をご紹介しました。
皆さんはどんな思考でボツ案を切り捨てているのでしょうか?
そんな話題をクラチャで共有したら新しい発見があるかもしれませんね♩
それでは、今回はちょっと視点の変わったシリーズでした!
ご参考になれば幸いです。
【クラクラ空攻め研究室】案内所
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