これは、「クラン対戦蚊帳の外の刑」に処せられた某リーダーの独白である。
(注=つまりほとんど嘘なのである。)
事の起こり
何かの話をするには、順を追ってご説明しなければならぬ。少し遠回りしたって構わない。わしの身に起きたことを伝えるためには。
宇宙誕生を思う
すっごい昔に、ドカンと1発弾けちゃった影響でいろんなものが飛び散って、宇宙が広がった。実に綺麗な光景だった。
私は、七夕の夜に月夜を眺めて「はぁはぁ」と呼吸も荒く汗をかき、賢者のように遠い昔の星の時代を思うのであった。
クラクラ誕生
時は20xx年。
スーパーセルという会社に集まる変な人たちが、「その日のお昼ご飯のジュースを誰がおごるか」という終わりなき戦いの日々に決着をつけるため、クラッシュオブクランを開発。
実はこの時生まれていたのが「大工の拠点」と「バーサス対戦」なのだが、自分が遊ぶことに夢中な変な人たちは亜種の「昼の村:普通の村:いつもの村」をリリース。
多様なファーミング要素と対戦の面白さ、そしてネクロ姐さんのグラビア画像は、ジュース問題に揺れる世界中の人々の心を鷲掴みにしてしまう。クラクラのダウンロード数は増えていく。
驚くべきことに、クラクラは「デザートのプリンを誰が驕るのか問題」「今度の小旅行のドライバー(お酒我慢する人)は誰なのか問題」「あの人との恋模様を占ってキュンキュンしてる問題」「酔っ払いすぎて家の玄関で寝てしまう問題」などなど、身近な問題から天下国家を左右する問題まで対応してしまう懐の深さを見せつける。
これには開発陣も「アメイジング。あなたにジュースの祝福があらんことを。」とコメントしている。
スケルトン工房誕生
そんな中、クラクラ日本エリアに属する”ダンディズムの化身Ryo”、つまり私が、クラクラ最強ユニットはスケルトンであるという真実に気付いてスケルトン工房を設立。
この「スケルトン工房クラクラ攻略戦記」というブログを開設し、心清らかなクラクラプレイヤーをスケルトン工房に誘導することを画策する。
ダンディーでムーディーな魅力あふれるリーダーの元に、シルキーでミルキーな魅力あふれるメンバーが集い、リスキーなクランが出来上がっていく。
スケルトン工房発展・内乱
気付けば工房の人口は40人を超え、インフェルノタワーの数もかなりのものになっていた。
人が集えば事の火種は燻るもので、Ryoのおしとやかな振る舞いに、実はリーダーは女性なのではないかという鋭すぎる疑問を投げかける職人が現れる。これに対して、「いや、この人ただのおっさんですよ。」「人違いじゃないですか?」「援軍ください」と、賛否両論の意見が噴出。
これが、第1次内乱、通称「ダンディー・エレガントの乱」である。
ダンエレの乱が混乱を極める中、「あっとっと」の呼び名で愛されるリーダーのサードアカウントが誕生。
お酒の匂いも加齢臭も無ければ、エゲツないユニットで全壊を奪うこともなく、要求する援軍も「じゃい!」だけであり、口うるさく戦術コメントもしない。
そんな癒しの存在に全職人が「あっとっとを困らせてはいけない」と合意。ダンエレの乱は冷戦状態となって仮の決着を見ることとなる。あっとっとは今日も放置村で笑っている。
内乱その2 穏健・改革
激烈なクラン対戦を戦い続ける職人たちはあっとっとのエンジェルスマイルだけを理性の拠り所にして生き抜いていた。
しかし、そんな状況下で、リーダーが信じられないようなミスを犯してクラン対戦に敗北。
この事態に対し、ダンディー派、エレガント派問わず存在する「穏健派と改革派の対立」が先鋭化していく。これが穏革の乱である。
いつもは巧みな根回しで事態を沈静化させる穏健派も、リーダーの罪深い失態に改革派の勢いを止めることができない。
失脚待った無しの事態に、リーダーは自分が失脚するときには「あっとっと」のアカウントを削除すると、非人道的な計画をちらつかせる。
悪魔の様な計画を知らず、「じゃい!」と無邪気に笑うあっとっとの姿を目の当たりにし、流石の改革派も最後の一手を下すことができない。
実は、リーダーにとってもこの状態は消耗戦なのである。若きあっとっとはログインするほどに成長してしまい、天使の様な可愛い姿はいずれ立派な戦士に変貌してしまう。そこであっとっとが改革派に取り込まれては万事休すである。しかし、あっとっとをログインさせて可愛い姿を見せないと人質アピールができない。
そんな中、保守の穏健派が「流罪の刑」を発案。クラン対戦からリーダーが外れることで対立する緊張関係のガス抜きを狙ったものである。
事態を打開すべく、リーダーは涙ながらにこれを承服。
何もしないと、常時ログインして対戦メンバーじゃないのに一番うるさい人になってしまうので、リーダーは有志を募り、七夕の夜から「勝手に駅伝大会・100Kmの旅」に出発したのである。
リーダー不在のクラン対戦
なんという事か。
パフェ未遂の攻撃力の高さで、徹底的な戦略早上げクランを完全粉砕。
リーダーなんて要らんかったんや!という軽率な職人はおらず、皆が互いの攻撃を讃え、検証し、次なる戦いに向けて技を研ぎ澄ますのでした。
本気でログインしていなかった私は、対戦の模様を全く知らず、ライブの臨場感と緊張感をお伝えすることができないのです。
勘違いロンリーナイト
そんな私は何をしていた(思っていた)かと言えば…
- 蒸し暑いなぁ。目黒は人が多くて走りにくい。みんなは私が不在で心細いのかな。
- 冷静に、いつも以上に鋭い先制攻撃を成功させている職人たち。
- 月が綺麗だ。走る私も美しい。みんなとマラソンオフ会を開いてみよう!
- オフ会やろうぜ!の呼びかけを1時間以上完全放置されたことを思い出して呼吸が乱れてしまう。
- みなとみらいはオシャレだなぁ。オシャレな街に完全対応のRyo。なんちって。
- プロポーズの証と思われる花束を抱えて笑顔の女性と、未来への決意が立ち居振る舞いに溢れる男性。綺麗な夜景が二人の喜びを包むその時、汗だくの不審者がヨロヨロと走り抜ける。
- 明日はもっと走らないと。私の頑張りが、職人の活力になると信じて!
- 戦術談義に花咲くチャットを垣間見た気がするものの、疲労困憊で爆睡。
- 暑すぎる。けれど湘南の海風と景色は気持ちがいい。しかし暑い。
- 七夕祭りに向かう可憐な浴衣姿の人々の隣を、ゼェゼェヒィヒィ言いながら這いずる不審者あり。
- 繋いだタスキは気付けば伊豆半島にある。海が綺麗だ。しかしなんでこんな山道を走っているのだろう。おっさんばかりで。
- 自分が何者なのかすら分からなくなる暑さの中、自分がなぜこんな無茶な遊びに興じているのかなんて当然分からないのである。
- 日没。どうにかこうにかゴール地点到達である。みんな頑張った。クラン対戦は追い込まれてないかな⁉
- 繰り返すように、クラン対戦は絶好調である。リーダーの存在など全く問題にならないパーフェクトペースで戦いは進んでいた。
補足項目
ピュアな人がすべてを信じてしまうと色々問題が起こるので補足しておきます。
- 内乱はない
- 対戦不在は本当
- 謎の駅伝は本当(対戦欠席理由)
- ダンディーなのも本当
今夜からは日本戦!
今夜からは、ANATSUKIさんとの日本戦!
工房には懐かしい職人さんが帰ってきてくれたこともあり、なんだか七夕祭りの続きのようです。
これはもう、七夕マッチ、タナマッチ、「ANATSUKIタナマッチ」として職人の記憶に残る戦いになるでしょう♩
ANATSUKIさん、よろしくお願いいたします!
職人の皆さん、今夜からも一緒に楽しみましょう!
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