手がかじかんで拳も握れないryoです。今回は、カウンターモードを確認しようという検証記事になります!
あっさりな内容とマニアックな内容が含まれた記事になります。
Contents
クラクラのユニットを二分してみる
クラクラのユニットは多種多様ですが、あえて二分してみると、無差別ユニットと優先攻撃ユニットに分けることができると思います。
厳密には、優先攻撃ユニットの中には防衛優先ユニットと資源優先ユニットが存在して、防衛優先ユニットにはラヴァとその他でさらに細かい分類が可能です。
本記事で注目するのは一番大きなカテゴリーである無差別かそうでないかの違いです。
なお、ユニットの優先攻撃は下記画像のように確認できますね。
簡単な表にすると次の通りですね。
- 無差別(=優先攻撃の設定なし)
- 優先攻撃(=設定あり)
- 資源設備 優先
- 防衛設備 優先
- 防衛設備の区別なし
- 対空砲 最優先
無差別ユニットはカウンターが使える
カウンター
ボクシングを詳しく知らない人でも「カウンター」と呼ばれる技術は知っている方が多いのではないでしょうか。
敵の攻撃の勢いを利用して殴り返す技術ですね。
ボクシングには「打たれずに打つ」という格言があり、カウンターは無傷で攻撃し返すのが良しとされるものです。
クラクラでも打たれずに打つを実現したいのですが、そう都合のいい話はありません。
見出しは刺激的にカウンターが使えると書きましたが、実際そんな高等テクニックを持ったユニットは存在しません。
カウンターのごとく反撃を開始して殴り合いに持ち込むユニットがいる、というのが正確な表現です。
ただ、こうも長々書いていたら面倒くさいので、ここではこの現象をカウンターモードと呼んでおくことにします。
クラクラのカウンターは撃ち合い、殴り合いのこと
無差別ユニット
先ほど確認したように、クラクラのユニットには無差別ユニットが存在していて、一番多くの種類(ユニット)が当てはまるのがこの無差別ユニットです。
なお、キングやクイーンも無差別ユニットに当てはまります。(おでんも無差別ですがターゲット法則が異質なことに注意)
この無差別ユニットは、(1)防衛ユニット(防衛ヒーローズと防衛援軍、スケトラ)から攻撃を受けると、(2)今ターゲットしている設備を無視して、(3)反撃行動に移ります。
これが無差別ユニットのカウンターモードです。
さらに、(1)索敵範囲の中に防衛ユニットが割り込んでくると、(2)攻撃を受けていなくても、(3)防衛ユニットを狙う現象も確認できます。
あたかも、防衛ユニット優先とでも言いたくなる現象ですね。
論より証拠なので、順番に、画像を追って確認してみましょう!
カウンターモード確認
まずは、下記配置の矢印方向に自軍ヒーローを放り込んでみます。
矢印方向の先に防衛ユニット(クイーンと援軍)が控えていますね。
カウンターモード
シーン①
いきなりですが、ゴレを盾にしてヒーローを放り込んだ状態です。
防衛クイーンがミニゴレを攻撃して、自軍キングはエアスイや残ったスケトラを攻撃しています。
進めましょう。
シーン②
キングは対空砲に向かっています。壁に邪魔されない最寄り設備なので自然な行動ですね。
防衛クイーンはミニゴレを攻撃していますが、ちょうどミニゴレが消滅しています。
さらに進めましょう。
シーン③
防衛クイーンが自軍キングに攻撃を開始したタイミングです。
すると、自軍キングはそれまで狙っていた対空砲を無視して壁を攻撃し始めました。
冒頭の条件に当てはまると、無差別ユニットのキングは、
- 防衛ユニット(クイーン)から攻撃されたから
- 狙っていた対空砲を無視して
- 反撃に移った(しかし壁があったから壁を殴った)
という構造ですね。
無事、カウンターモードの存在が確認できました。
この後、おまけで面白い現象が確認できます。しかし、かなりマニアックな内容なので読み飛ばして頂いても構いません。
カウンターモードの位置付け(マニア考察)
シーン④
先ほどのシーン③に続く画像です。
今度は、キングが壁を無視して対空砲に向かい直しました。
これは、厳密に検証していないネタですが、各ユニットは定期的にターゲットを取り直していることと関係した現象です。
おそらく、現環境では3〜4秒間隔で、各ユニットはターゲットを探し直しています。
上記画像では、自軍キングを基準に眺めれば、壁越しの遠距離から攻撃してくる防衛クイーンより、目の前にある対空砲の方が近い場所にありました。
3〜4秒周期のリセットタイミングで対空砲を選び直したということですね。
そして、この後、案の定な展開が待っています。
シーン⑤
再びキングは壁を殴っています。しかも、選び直した対空砲はまたもや無視されています。
防衛クイーンは自軍キングを打ち続けていたので、2度目のカウンターモードが発動したということですね。
この現象から、カウンターモードの位置付けは、定期的にリセットされるターゲットを臨時で補正するものと理解できそうです。
これを理解していると、無差別ユニットの挙動を防衛ユニットを利用する形でコントロールできたりして、楽しさが広がりますね。
防衛ユニット優先?その1
続いて、カウンターモードのような何か。
無差別ユニットは実は防衛ユニット優先なんじゃないかと思われる挙動を確認してみましょう。
攻撃側のキングを軸に見てみましょう。
上記画像では、キングはアチャ塔に向かっています。
参考までに、キングを起点にした3タゲ候補の補助線を引いておきました。
この時点では何の疑問もありません。
時間を進めてみると、キングが方向転換して援軍の方向に向かいました。
この時点では、キングは防衛ユニットから攻撃を受けていないのでカウンターモードが発動したとは考えられません。
考えられる原因(仮説)は、二つです。
- アチャ塔に向かっているその瞬間に3〜4秒周期が訪れて、近くまで割り込んでいた防衛援軍を選び直した。
- 無差別ユニットの近くに防衛ユニットが割り込んでくると、攻撃を受けていなくても防衛ユニットを狙っていく(防衛優先の行動)
平たく言うと、単に近い距離のターゲットを選んだと考える1の説。
距離を超える優先順位(法則)があると考える2の説。
どちらが説得的でしょうか。
上記画像ではどちらの可能性も否定できないので、視点を変えてみましょう。
防衛ユニット優先?その2
無差別ユニットの属性はクイーンにも当てはまるので、クイーンに注目して眺めてみることにします。
シーンA
さて。自軍クイーンは、最寄り設備の一つ、対空砲を攻撃しています。
防衛クイーンはモザイクで隠しているキングを攻撃しています。
特に疑問のない状態ですね。
シーンB
自軍クイーンが対空砲を壊しました。
ここで位置関係を見ると、自軍クイーンから見て最寄り設備は金庫になります。
しかし、防衛クイーンは、金庫よりは遠い場所に立っているけれど、少なくとも金庫含む3タゲの設備の中に割り込んできています。
カウンターモードが発動する余地もないこの状況で、自軍クイーンは何を狙うでしょうか。
続けてみましょう。
シーンC
画像の通り、自軍クイーンは金庫を攻撃するより先に、防衛クイーンを狙っていました。
このことから、無差別ユニットは、たとえ攻撃を受けていなくても、最寄り設備を無視して防衛ユニットを優先する行動を選ぶことが確認できました。
設備や防衛ユニットとの「最短距離」だけで次の行動が決定されない法則があるということですね。
注意:詳細未検証
無差別ユニットは、たとえ攻撃を受けていなくても、最寄り設備を無視して防衛ユニットを優先する行動を選ぶ。
この現象を防衛ユニット優先の行動と呼ぶとして、優先行動が発動する厳密な条件は検証できていません。
- 仮説1 各ユニットごとに設定されている索敵範囲に割り込まれると発動する。
- 仮説2 3タゲの範囲に割り込まれると発動する
などが考えられますが、おでんことグランドウォーデンがいろんな要素を取り込んで複雑な動きを実現している以上、多くの無差別ユニットにも複雑な行動原理が仕込まれているかもしれません。
無差別じゃないユニット
ホグライダーやバルーンを思い浮かべていただければ簡単な話ですが、彼らにはカウンターモードが存在しません。
だからこそ、バルーンは防衛クイーンに撃ち落とされ、ホグライダーはキングとクイーンに良いように狩られる訳ですね。
もし彼らにカウンターモードがあったら防衛ヒーロー処理や援軍処理をしなくていいことになってしまいます。
もちろん、防衛優先のユニットたちは次の行動を予測しやすいというメリットを持っているので、優劣の問題ではなくて一長一短の問題ですね。
追記:短時間リプレイ
本記事の画像を撮影した短時間動画になります。
一発で欲しい絵の撮影に成功したことに、内心ほっとしたのは記事作成の裏話ですね。
スッキリまとめ
思いがけずマニアックな内容に触れてしまいました。
よーわからんわい!って方は、こちらのまとめを!
無差別ユニットが
1.防衛ユニット(防衛ヒーローズと防衛援軍、スケトラ)から攻撃を受けると
2.今ターゲットしている設備を無視して
3.反撃行動に移る
現象のこと!
これだけでも知っていると便利だと思います!
そして、マニアックな方には次のまとめも!
1.定期的に3〜4秒間隔で探し直す
2.状況変化に応じて探し直す主なパターン
(1)攻撃対象が破壊された時
(2)隠しテスラが出現した時
(3)カウンターモードが発動した時
(4)防衛ユニット優先条件を満たした時
ここで注意すべきは、最後の優先条件はふわっと分かるけど細かい部分まで明らかになっていない事!
いかがでしょうか。
未検証な内容も含まれていますが、無差別ユニットがどんな行動原理を持っているのかを知る事で、村の中央部の行動パターンを予測できるようになるかもしれませんね。
何かのお役に立てたなら幸いです。
また、次のネタでお会いしましょう!
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